行動派まっさんログ

地方国立大の落ちこぼれ大学生がネットビジネスで起業するまでのお話。

心理学の成り立ち。簡単にまとめてみた。

 

f:id:massanij:20190409231836p:plain

 

どうもーまっさんです。

 

今日は大学で心理学の講義があったので

アウトプットがてら心理学の成り立ちについて

話していきたいと思います。

 

まず、心理学の目的と方法についてです。

 

目的は人の心の動き・働き・形成などについての原理原則・法則を

知ることです。

その方法としては、自然科学の方法論を導入します。

方法論とは
「学問の研究方法そのものを論理的に考察し、真理を得るための

妥当な方法を探究する分野」ということだそうです。

 

心理学の誕生

 

では、心理学という学問がどのように誕生したのでしょうか。

一般的に「心の科学」としての心理学の創始者

この人

 

 



f:id:massanij:20190409233327j:plain

W.ヴント(Wikipediaより)

W.ヴントさん

という方。

この人は世界で最初に心理学の実験室を設けて

心に関する研究始めたからです。

大体、19C後半くらいに発展した学問で意外と若いんですね

学問としては。

 

では、それ以前は人間の心ってどのように研究されていたのでしょうか。

みていきましょう。

 

古代から中世・近世にかけての

長い期間は人間の「心」に関しては

哲学者たちが研究していました。

 

近世になりこのころの哲学の研究テーマ

のトレンドが「認識論」といって

「人間がどうやったら正しい認識に到達することができるんだろうか」

といったことを解明することでした。

 

この「認識論」の系譜になったひとつが

フランスのデカルトさんたちヨーロッパ大陸

「合理論」

「人間は生まれつきで備わっている理性のおかげで

正しい認識に到達できるんだよ。」

と考えていました。

 

だけど、一方でお紅茶の国イギリスでは

「経験論」が唱えられて

「心には生まれつき何もなくて生まれてからの経験の

積み重ねで認識に必要な知識を獲得してくんだ!」

と考えていました。

 

しかし、これらの考えはすべて哲学者たちが

書斎の肘掛椅子に座って考えていた

頭で考えただけで経験による裏付けのない

ものだったので

「肘掛椅子の心理学」と呼ばれたんです。

 

エビデンスを提示できていなかったということですね。

 

しかしですね、18Cから19Cにかけて

自然科学がめちゃめちゃ盛り上がってきたんです。

 

とくに、19Cにはいってからは生理学とか物理学

が発展して、実験を使った手法で新しい事実が

どんどん発見されてこれらの

実験的手法を使って心の研究をしたらええやん!

っていう流れがたかまっていったんです。

 

そこで、ヴントさんが登場して

仲間と世界で最初の心理学の実験室を

作っちゃいました。

これが、1879年です。

 

このときに、「心の科学」としての

心理学が爆誕しました。

 

ヴントさんは

人間を外側から研究するのが生理学で

人間を内側から研究するのが直接経験の科学としての心理学なのだと

考えていました。

 

心理学の研究対象としては直接経験としての「意識」で

意識は「内観法」という心理学特有の

方法で研究できると考えました。

 

この内観法によって意識を観察し分析することで

心の要素は

「純粋感覚」

「単純感情」

この二つだとしてこの二つの要素が複合する

仕組みを解明しようとしたんですね。

 

これは、つまり心を構成する基本的な要素を抽出して

どのような複雑な心の動きも単純な要素の結合と

複合で説明できるんだ!とかんがえたんです。

 

内観法というのは具体的な実験方法としては

主観的な体験(自分自身の感覚や感情)をいくつも条件を変えて言葉で

報告してもらう実験でした。

 

こんな心理学の船出をさせたヴントさんの

功績というのは実証実験としての心理学という新たな

学問を築きあげたことにあります。

 

ヴントの教えが世界中に広まって

色々な人たちが心理学を研究するようになっていくと

ヴントさんの研究が色々な角度から

批判されるようになっていくんです。

悲しいですが、、、

 

例えば、USAでは行動主義の心理学が興り

ドイツではゲシュタルト心理学が興り

オーストリアではフロイト精神分析しだしたりと

 

ヴントさんを批判する学派・学説が

次から次へと現れて心理学という

新しい学問の骨格が作られたといえます。

 

時代の作り手はいつのじだいも

後続に抜かれていく運命なのかもしれませんが

ヴントさんは科学としての心理学の発展に

大きく貢献したことに間違いありませんね。

 

まとめ

今日はざっくりと心理学のなりたちについて

話してみました。

意外と最近の学問でまだまだ発展の余地はありそうですね

興味を持ったら一冊本を読んでみると面白いと

思います。

 

では、読んでいただきありがとうございました。

また。